《月刊ケアマネジメント》(環境新聞社)で連載している〈幸せのためのヒント〉。
7月号では、「遊び配達人」のクリハラタツヤさんの活動と、その背景にある経験や想いを紹介しています。
世の中にある様々な“遊び”を用意して、遊ぶきっかけをつくり、自分も含めて多くの人を遊ばせるのが「遊び配達人」としてのクリハラさんの活動。
その対象は、老若男女、誰でも。
クリハラさんが“遊び”を届けている場に行ったとき、子どもたちから「おじちゃん、おじちゃん」と呼ばれて一緒に遊んでいるのを見て、なんだか縁日を思わせる懐かしさを感じました。
「“遊び”そのものは非生産的でも、そこからたくさんの“副産物”が生まれる」
というのは、自身の体験からクリハラさんが実感していること。
その副産物とは、例えば職業や世代を超えた人たちとの出会い、アイデアなど、お金にはかえられない経験や学びです。
それだけでなく、かつて仕事一色の日々を送っていたとき、心身のバランスを崩した経験をもつクリハラさんは、「無駄、余白、非生産的な時間」の意味に気づかされたと言います。
そんなクリハラさんが、多くの人に伝えたいこととはーー。
▶︎映画を観たり、音楽を聴いたり、漫画を読んだり。人間はそうやって文化にふれることで、心を整えているんですよ。エネルギーを補充している、心をケアしているんです。無駄な時間や“遊び”も、それと同じ。だから、大人も思いっきり遊んでいいんですよ、自分の心を整えるために。『誰かの心をケアする前に、まずは自分の心のケアを“遊び”でしましょうよ』って、伝えたいですね。
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クリハラさんが遊び仲間と一緒に始めた「野ゲー」にも注目。
丁寧に質問に答えてくださった、クリハラさんに感謝!
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